NEWS
2019.07.24
フライヤーは安全装置不良の故障が多く、その事例の紹介をさせていただきます。
今日は過昇防止サーモについてお話させていただきます。
フライヤーには、温度を一定に保つためのサーモスタットと発火を防止するサーモがついています。
万が一温度サーモが壊れた場合に、温度制御できなくなり、火事になるのを防ぐためについている装置です。
ほとんどのフライヤーにこの装置は付いています。
しかしながら、不具合になる場合も多く、壊れたと思って処分される方も多いです。
ヒーターの間から2本のワイヤーが出ています。
それがサーモスタットのワイヤーになります。
清掃時にこのワイヤーを傷つけると動作不良になる原因になるので、注意してください。
手前においてある部品が過昇防止サーモです。
これが壊れていると、マグネットコンダクター(電磁開閉器)は動作しているのに、ヒーターが作動しなくなってしまいます。
サーモのワイヤーを取り外すときは注意が必要です。
交換完了したら、動作確認です。
ヒーターランプが点灯して沸き上がり開始です。
温度確認して、サーモスタット(温度調節)が正常動作を確認すれば、修理完了です。
これで、まだまだ活躍できる機械に生まれ変わりました。